NPO法人環境エネルギーネットワーク21主任研究員 石橋直彦
米国空調暖房冷凍工業会(AHRI)の研究プログラムは、研究技術委員会が主導し空調暖房冷凍産業のシンクタンクとしてこれら産業の政策策定や意思決定を支えるための調査・研究や分析をおこなっており、この研究プログラムの一つとして「可燃性冷媒研究への取組み」があります。
本稿ではAHRIウェブサイトに掲載されたこの取組みを以下に紹介いたします。
冷凍空調業界は、環境への懸念と法的な要求事項により低GWP冷媒に移行しつつある。低GWP冷媒の多くは可燃性が低いと分類されており、これらの環境に優しい冷媒をタイムリーかつ費用対効果の高い方法で現場に導入するには、関連する安全基準と規則の改定が求められる。
詳細は以下URLのThe Air-Conditioning, Heating and Refrigeration Institute (AHRI) ウェブサイトを参照してください。
米国の産業界、冷暖房空調団体、連邦政府、地方自治体は、冷媒の可燃性とこれらの冷媒の安全な使用法を把握するための研究を数年間共同で資金提供し実施してきている。可燃性冷媒の使用に関する規約及び基準の活動を支援するために、米国空調暖房冷凍工業会(AHRI)がこの研究プログラムを主導しており、科学的知見(研究結果)を提供し一般に公開される技術参考資料を作成することで可燃性冷媒の使用に関連する規約及び基準の活動を支援することを目標としている。
https://ww2.arb.ca.gov/our-work/programs/refrigerant-management-program/about