加州大気資源局、高GWP冷媒冷却システムの定期的漏洩検査義務付

NPO法人環境エネルギーネットワーク21主任研究員 石橋直彦

2009年に採択されたカリフォルニア州大気資源局冷媒管理プログラムに基づき、50ポンド以上の高GWP冷媒を用いる冷却システムを有するシステムは定期的な漏洩検査の実施、報告および記録の保持が義務付けられている

カリフォルニア州大気資源局(CRAB)は、定置式機器からの温室効果ガス(GHG)の削減をするための冷媒管理プログラムを策定する規制を2009年に採択した。
これは定置式非住宅用冷凍冷蔵機器、冷凍冷蔵機器及び空調機器の設置及び修理時の地球温暖化係数の大きい冷媒の排出の削減とその検証を目的とする。

規制の戦略としては、①登録、②冷媒漏洩検知及び監視、③漏洩の修理、④報告と記録管理、➄機器の改造及び廃棄計画、⑥必要とされるサービストレーニング、⑦冷媒販売者、卸売り業者、再生業者の禁止・記録管理・報告がある。

詳細はカリフォルニア州大気資源局(CRAB)ウェブサイトを参照のこと
https://ww2.arb.ca.gov/our-work/programs/refrigerant-management-program/about