欧州委員会 HFCの急激な削減及び消費の禁止を提案

NPO法人環境エネルギーネットワーク21主任研究員 石橋直彦

欧州の冷凍空調業界は、欧州委員会の新提案によるFガス規制の強化を目的とする厳しいHFC冷媒の削減、及び、空調用に普及している冷媒の使用禁止に直面するおそれがある。Fガス改定案のうちこの日発表された提案で、欧州委員会は、定格能力が12 kW以下の新たに製造する分離型エアコン/ヒートポンプにGWP 150以上のHFC冷媒を用いることを2027年1月1日から禁止することを模索している。同様に、同提案は、新たに製造する能力12 kWを超える分離型機器にGWP 750以上のHFC冷媒を用いることを2027年1月1日から禁止しようとしている。

業界団体と環境団体、双方の要求どおり、修正提案は、二酸化炭素や炭化水素といった代替冷媒をFガスの研修と認証過程に盛り込もうとしている。研修過程には、エネルギー効率的な捉え方に留意することも含まれるようである。

出典:
https://ammonia21.com/articles/9959/new_report_on_hfo_tfa_effects_points_to_potential_harm_to_liver_and_thyroid_function