キヤリアがPuron Advanceを次世代冷媒として採用

大規模なテストと評価の結果、キヤリアは北米で販売されるすべてのダクト付き住宅用及び軽商業用パッケージエアコンにR454B(製品名Puron Advance)を用いることを決めた。R454BはR410Aの代替として最も地球温暖化係数(GWP)が低い。この新冷媒は、2023年から上に述べたキヤリア製品に使用されるが、想定される将来の規制要件を上回ると考えられる。キヤリアは、必要に応じて他の製品には最適な冷媒を選択する。

キヤリアは、北米で新冷媒を製造販売するケマーズと協力しており、国連モントリオール議定書キガリ改正で決まったハイドロフルオロカーボン(HFC)の段階的廃止計画に基づき、性能、安全性及び大気寿命を向上させながら、環境負荷とエネルギー消費を最小限に抑えるために、GWPが466(R410Aの5分の1)である冷媒Puron Advanceを選択した。キヤリアは、規制当局や研究グループと緊密に協力して、R454Bの安全な使用を保証するのに役立つ規格、コード、及び規制を策定した。

キヤリアの住宅用空調機器のプレジデントであるマシュー・パインは「冷媒Puron Advanceへの移行は我々の業界が進化するための次の必然的一歩である。」と述べている。

出典: eJARN